〜はじめに〜
こんにちは。
「ダイエットを続けているのに、なかなか効果を感じられない、体重が減らない…。」そんなお悩みを抱えている女性の方。その原因は、ホルモンバランスの乱れにあるのかもしれません。
体のさまざまな機能と密接に関係しているホルモンバランス。特に、女性の場合、月経や妊娠・出産、美容面、体重の増減など様々なところに影響を与えます。
ダイエットを健康的に成功させるためにも、ホルモンバランスと上手に付き合っていくことが重要だと考えます。そこで、本日は「女性特有のホルモンバランスとダイエットの関係」についてご紹介します。
〜ホルモンバランスのリズムとは?〜
女性のカラダは、ホルモンバランスの変化によって、
●生理中
●卵胞期(生理終了〜排卵前)
●排卵期(排卵日の前後3〜5日)
●黄体期(排卵後〜次の生理まで)
という4段階の周期があります。
これらの時期における女性ホルモンの分泌サイクルを踏まえて、効率的なダイエットにつなげるポイントについてチェックしていきましょう。
〜ダイエットの向き・不向きな時期とは?〜
●生理中
「負荷は少なめ・ゆっくりやろう!」
生理が始まって1週間ほどは、エストロゲン・プロゲステロンともに分泌量は多くありません。この時期は心身ともに敏感になります。ダイエットは無理せずやるのが吉◎。
激しい運動や食事制限で体に負担を与えることよりも、心地良さを感じられるストレッチ、軽い有酸素運動、ゆっくりできる筋トレ(ex.スロースクワット、ヒップリフト、ドンキーキック…)などがオススメです。

「普段より少し多めに歩いてみよう、エスカレーターでなく階段を使おう」など日常生活の中で運動量を増やしてみるのもポイントです。
●卵胞期(生理終了〜排卵前)
「ダイエットチャンスの時期!頑張ってエクササイズしよう!」
生理終了から1週間ほどのこの期間が、最もダイエットに向いている時期。エストロゲンの分泌量が増えて心も体も安定しやすい傾向にあります。そのため、ダイエットにも取り組みやすくなるでしょう。
また、エストロゲンの働きによって脂肪燃焼が期待できるため、普段よりも少し強めに運動するとダイエット効果が発揮されやすいです。
自重での筋トレはもちろん、ウエイトトレーニング(重りを使った)もオススメです。下半身や背中など大きいサイズの筋肉を集中的に行うことで、効率的にダイエット効果を得ることができます。
●排卵期(排卵日の前後3〜5日)
「無理なダイエットは禁物!食事に気を使おう」
プロゲステロンの分泌量が増えるため、ダイエットには不向きな時期。プロゲステロンの働きによって情緒不安定になったり、体がむくみやすくなるのがこの時期の特徴です。
ダイエットも大切ですが、心身の調子を整えることを優先する方が良いです◎。運動としては、ストレッチや軽いジョギング、リラックスヨガなどが望ましいです。

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また、この時期は塩分や糖分をできるだけ控えることをオススメします。逆に、「食物繊維が豊富な食品」を積極的に食べることで、むくみや便秘予防が期待できます。
●黄体期(排卵後〜次の生理まで)
「リラックス・好きなことをして休養を」
「PMS期」とも呼ばれるこの時期は、エストロゲンの分泌量が低下するため、ここもダイエットには不向きな期間。
代表的なPMS症状であるイライラや強い眠気を感じやすくなったり、甘い物を欲しやすくなったりする時期でもあります。
この時期の特徴の一つとして、体が水分を溜め込もうとすることにより、一時的に体重が増加する傾向があることです。食べすぎに注意しつつ、心身のリラックスを意識したプログラムがオススメです。
☆ポイントまとめ☆
脂肪が燃焼されやすく、ダイエットの効果が最も期待できるのは「生理終了〜排卵日までの約1週間」だと言えます。
普段運動されない方は、この時期に意識して体を動かす習慣をつけることから始めてみましょう!1ヵ月のうちの1週間と考えれば、普段あまり運動をしない人にとっても挑戦しやすいのではないでしょうか。
〜おわりに〜
いかがでしたでしょうか?
ホルモンバランスは、ダイエットとも密接な関係があります。普段から運動不足を感じている…。体重がなかなか減らない…。という人も、ホルモンのサイクルに合わせて行うことで、軽い負荷のトレーニングでも、効果的にダイエットできるかもしれません。
自分のホルモンバランスのサイクルと、体の調子に目を向けながら、無理のない範囲でダイエットの成功を目指しましょう!